ヒトと同様、犬猫にも様々なストレスが発生することが知られており、同居動物、飼育環境、天候などが原因として挙げられる。とりわけ、一般家庭における飼育下での運動不足は、ストレスを蓄積するだけに留まらず、筋力維持や体重のコントロールに支障をきたすため、意図的に運動させることが望ましいとされている。しかし、日々の忙しさの中で、ペットに適度な運動をしてもらい、且つ、長期的に続けることは容易ではなく、「一人でも遊べる時間」を増やす方法を考えたり探したりするオーナーは非常に多い。
そこで、Petronics社は、人工知能(AI)を搭載した猫用自走型ロボットをリリースしている。なお、同製品は、個体の活動性に合わせて①自立して動くとともに、オーナー自身が②スマホアプリで操作することもできる。
上記のように、ヒトの生活を便利にする目的で開発されたAIは、ペットの健康のためにも活用できる可能性を秘めていると言える。よって、今後、動物たちのストレス軽減や病気(肥満、問題行動を含む)の予防に効果的なAI技術が、様々な視点から考案されていくことに期待したい。
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