近年、スマートフォンやタブレット端末の開発・発展とともに、ソーシャルメディア(SNS)が進化しており、個人利用に留まらず、企業が発信したい情報の拡散にも重要な役割を担うようになった。これは、ペット業界も例外ではなく、動物病院の診察予約、混雑状況や予防医療の案内、専門分野・対応可能な疾患の公開など、動物を飼育するヒトに有益なアナウンスが行われている。
このような背景の中、ニューヨークに拠点を置くアニマルメディカルセンター(AMC)は、ペットオーナーの教育を目的としたUsdan Institute for Animal Health Educationを開設した。このシステムでは、①動物の健康管理、②公衆衛生、③動物とヒトの繋がり、という3つの柱を基に、毎週火曜日、「#UsdanTuesdayTip」のハッシュタグを添えて、情報が発信されている。
AMCは、100年の歴史を持つ動物病院であり、現在では、年間50000件を超える症例が受診している。日本でも、前述のような世界的な医療機関からのインフォメーションが、SNSを介して、広まっていくことに期待したい。
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