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殺処分中に誤って職員の太ももに注射針 獣医師を書類送検

投稿者:AsaT

去年4月、栃木県那須塩原市で豚熱のため約3万7000頭の豚が殺処分された際に、殺処分に使う消毒薬の入った注射針を、豚を押さえていた県の男性職員に誤って刺した事件が起きた。県警は20日、注射針を刺した獣医師を業務上過失傷害容疑で書類送検したことが分かった。

記事によると、書類送検容疑は21年4月18日、注射するために職員が押さえていた子豚が暴れ、獣医師が誤って職員の左太もも内側に注射針を刺したとしている。同月、那須塩原市では2カ所の養豚場で豚熱が発生し、県内の獣医師延べ670人に加え、県外の獣医師も延べ630人が殺処分などに従事していたという。

県によると、職員は救急搬送された後、少なくとも1カ月以上入院し、現在も治療中だ。人手不足のため、獣医師は県外から応援に来ていた。県はこの事故を受け、国が定めた防疫作業マニュアルを見直し、子豚を電気で気絶させた後、注射を打つ方法に切り替えた。

ネット上では、「人手不足で駆けつけた獣医師に責任を負わせるのは理解できない」「獣医師1人の責任でなはい。あまりに気の毒」「農水省の考え方に問題があるのでは?」などの意見が上がっている。

県警が20日、注射針を刺した獣医師を業務上過失傷害容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で判明した。


殺処分中に豚が暴れ 職員の太ももに注射針 獣医師を書類送検

<2022/06/22 毎日新聞>

殺処分中に誤って職員の太ももに注射針 獣医師を書類送検(PhotoAC )

 

 


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