楽天インサイト株式会社は、全国の20歳から69歳の男女1,000名を対象に「ペットに関する調査」を実施し（調査機関：1月5日・6日）、その結果を2月15日に発表しました。
現在飼っているペットについて
「犬」（13.2％）、「猫」（11.0％）、「淡水魚」（4.5％）で、「現在ペットを飼っていない」と回答した人は69.2％。「今後飼いたい」と考えている人は（34.7%）でした。
いつ頃ペットを購入したか（複数いる場合は、一番新しいペットについて）
2020年以降にペットを飼い始めた人（19.9％）、2018年（8.4％）、2019年（9.3％）で、2020年以降にペットを飼い始めた人が2018年と2019年を10ポイント以上上回っています。また、2020年4月以降にペットを飼い始めた人は全体で16.3％おり、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響（おうち時間の増加、人と接する機会の減少など）」と回答がありました。
迎え入れ先はどこか
犬を飼っている人は「ペットショップ・専門店」（51.5％）が半数を占め、次いで「ブリーダー」（25.0％）、「家族・知人より譲り受けた」（12.1％）となりました。猫は、「拾った・野良（野生）を飼いならした」（33.6％）が一番多く、「家族・知人より譲り受けた」（23.6％）、「ペットショップ・専門店」（19.1％）と回答されています。
「保健所・動物愛護センター」や「民間の保護施設・NPO団体」から迎え入れたという回答は、犬（6.0％）、猫（18.2％）となりました。
1ヶ月あたりペットにかかる費用は
犬は「5,001円〜1万円」（34.1％）、猫で「3,001円〜5,000円」（31.8％）、淡水魚で「1,000円以内」（68.9％）と回答があり、ペット1匹あたりにかかる費用の月平均額は、犬で9,360円、猫で6,673円、淡水魚で1,011円となることが分かりました。
ペット保険加入の有無
犬を飼っている人（41.7％）、猫を飼っている人（20.9％）が「現在加入している」と回答。猫を飼っている人の保険加入率は犬に比べて低い結果になっています。また、「現在加入していないが、過去に加入したことがある」と答えた人は、犬を飼っている人で（8.3％）、猫を飼っている人（6.4％）でした。「加入したことはないが、検討している」と答えた人は、犬を飼っている人（19.7％）、猫を飼っている人（23.6％）でした。
また、ペットの予防医療の啓発・普及活動を展開する獣医師団体Team HOPE（チームホープ）は、犬と猫の飼い主412名を対象に、「ペットの健康管理に関する実態調査」を実施し、その結果を2月17日に発表しました。
ペットの犬や猫の健康診断の受診状況
「定期的に受診」＆「受診経験はある」（39％）、「受診したことはない」（22％）と回答がありました。定期的に受診している割合は2019年の42％から減少したものの、2016年の31％から増加傾向にあるようです。ペットの種類別では、定期的に受診しているのは犬（44％）、猫（34％）でした。
健康診断の頻度（定期的に受診していると回答した飼い主）
「1年に2回程度」（44％）、「年に1回程度」（54％）、「2～3年に1回以下」）（1％）と回答があり、「1年に2回程度」と回答した飼い主の割合は2017年が30％、2018年が37％、2019年が41％で、受診頻度を増やす飼い主が増えています。健康診断の受診項目について複数回答で聞くと、「問診」と「触診」が85％、「視診」が81％、「血液検査」が60％、「聴診」が57％でした。
健康診断に関する考え方（複数回答可能）
「手頃な価格なら健診を受けさせたい」（47％）で最も多く、「お金がかかっても健康のために健診を受けさせたい」（43％）で2位にランクイン。そのほかの回答では「どのような検診内容が有効か知りたい」（27％）、「人の検診のようにいろいろな検診を受けさせたい」（11％）、「今はペットが健康だから必要ない」と「健診に行く時間がない」（10％）だった。
ペットと一緒に過ごす時間が増え、人と同じように「ペットの健康や飼育環境」について考える飼い主さんが増えているようです。分かりやすく気軽に申し込めるような健康診断プランを飼い主さんへ提案すると、受診が増えるかもしれません。
自宅にいる時間が長くなり、ペットを飼う人が増えている。そしてペットの健康診断は必要性は感じているものの、費用面から躊躇している人も多いようだ。
https://moneyzine.jp/article/detail/217914
＜2020/02/27 MONEYZine＞
ペットに関する調査 コロナ禍でペットを買う人が増加（photoAC
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