度々、ニュースや動物をテーマにした番組で報道される多頭飼育崩壊。それを耳にするにつけ、思うことがある。1匹、2匹を飼い始めた時点で、不妊手術をしていれば防げたことなのではないだろうか。何故、どうして、「それ」をしなかったのだろうか—–。
このように感じるヒトはどうやら世界にもいるようで、2月も終わりを迎える第4週の火曜日(2021年では2月23日がそれにあたる)に、ある記念日が設けられている。
それは、「World Spay Day」だ。
このキーワードをSNSやホームページ上に掲げている組織・団体は、同記念日に願いと意志を込めている。無計画に増え、一つの家で飼いきれなくなったペットが保護施設のお世話になって最終的に安楽死されてたり、ホームレスになってしまったりするのを抑えたいという願い。そして、そのためには、オーナーに不妊手術の重要性を説く機会が必要だという意志を。
70%。
イギリスでは、子猫の70%が、望まれて生まれてきている訳ではないという。例えそうであったとしても、彼らは押し並べて幸せに暮らしているのだろうか。無条件でオーナーからの愛情を受け、育っているのだろうか。World Spay Dayは、不遇を味わう子猫たちを減らすための記念日。どうか、この記念日をキッカケに1日でも早く、辛い想いをする猫が世界から居なくなることを祈っている。
参考ページ:
https://www.hsvma.org/world_spay_day
https://www.cats.org.uk/support-us/events/worldspayday