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International Epilepsy Dayに合せて発表された新しい犬の「てんかん」に関する研究

投稿者:武井 昭紘

2月10日は、International Epilepsy Dayであった。Epilepsyとは、代表的な神経系疾患の一つに挙げられる「てんかん」のことだ。そして、この啓蒙日は、ヒトの「てんかん」について知り、それを抱える患者たちの苦しみや不安を理解して、いざ起きた時の対処方法を心得るために設けられたとされている。しかし、臨床獣医師として獣医療に携わる者(あるいは臨床獣医師を目指す者)であればお分かりのことと察するが、「てんかん」に悩まされるのは、何もヒトに限った話ではなく、ヒトとともに生活を送るペットたちも同様であることは言うまでもない。

そこで、International Epilepsy Dayに合わせて、「てんかん」を抱えるペットたちに希望の光を見せるべく、ある最先端の研究を発表したのが、カナダのオンタリオ獣医科大学である。なお、同発表によると、犬の脳を3次元で再現したオルガノイド(研究に用いるための人工臓器)に外部から刺激を与えて人為的に発作を起こし、その時に発現する遺伝子を解析することで、採集的には、発作を「完全に」抑制する新たな治療法の開発を試みるというのだ。

上記のことから、今回紹介した研究が進展すれば、薬剤耐性などの問題を解決できずにいる犬の「てんかん」に対する治療は、大きな変革の時を迎えるのではないだろうか。よって、今後の動向に注視するとともに、良い結果が日本にも聞こえてくるように期待したい。

大学らによると、脳オルガノイドを小動物臨床研究用いた例は、他に類を見ないとのことです。

 

参考ページ:

https://ovc.uoguelph.ca/pettrust/news/brain-test


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