ニュース

国内で横行する動物病院を狙った詐欺に注意喚起を促すイギリス獣医師会

投稿者:武井 昭紘

2019年10月11日、イギリスにて獣医学関連の情報をオンラインで発信するMRCVS(Royal College of Veterinary Surgeons[RCVS]が運営)に、ある注意喚起を促す記事がアップされた。

なお、それによると、小動物臨床の獣医師をターゲットとした詐欺が横行しており、同組織に被害を訴える連絡が相次いでいるという。また、具体的には、Media Servicesという社名を名乗り、広告サービスに関する営業の電話が動物病院にかかってきて、RCVSとの関係性を匂わせながら1か月あたり35ポンド(約4800円)で2年の契約を結ぶように提案をされ、契約を済ませると、Media Services社からの連絡が途絶えるとのことである。

上記のことに加えて、誠に残念なことではあるが、本国でも、オレオレ詐欺、クレジットカードの番号を盗み取る詐欺、被災者をターゲットにした詐欺など、電話を介した詐欺が頻発していることを考えると、今回紹介した詐欺は、日本の動物病院でも起き得る可能性は否めない。よって、観測史上最強と謳われた超大型台風(台風19号)の後に増えるかも知れない不審な電話には充分な注意を払い、被害を未然に食い止めて頂けると幸いだ。

2年契約の総額は、840ポンド(11万5000円)にも昇るとのことです。

 

参考ページ:

https://mrcvs.co.uk/en/news/18804/RCVS-warns-vet-practices-against-phone-scam


コメントする