ペットの犬猫に飼い主情報を記録するマイクロチップの装着。埋め込みを義務化する動物愛護法改正案の概要が明らかになった。
記事によると、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」と、「自民党どうぶつ愛護議員連盟」が今国会への提出を目指しており、販売用の犬猫に対するマイクロチップの義務化と子犬・子猫の販売規制が柱となる見込みだという。
マイクロチップは獣医師が装着し、専用のリーダー(読み取り機)で読み取ることで、飼い主の名前や装着した獣医師の連絡先などが確認できる。災害時でペットと離れた場合や迷子ペットに役立つほか、飼い主の遺棄を防ぐことにも繋がるとされる。
ペット販売業者が扱う販売向けに繁殖された犬猫が対象となる見通しで、動物愛護団体などが一般の飼い主に譲渡する場合は、努力義務になる。
現在は複数の民間組織で管理されているチップ情報の登録を、国の下で統括する仕組みも必要になるとみられるという。
<2019/05/17 朝日新聞DIGITAL>