猫の問題行動、つまり、オーナーが辞めて欲しいと思う動作の一つに、不適切な場所での爪研ぎが挙げられる。また、ここで言う「不適切」とは、テーブルの脚、ソファーなどオーナーが大切にしたい物に損傷を与えるという意味であり、商品価値を大きく下げる、または、実用性を失わせてしまうため、ペットライフにおける非常に深刻な悩みの発生源となる。故に、お悩み解消に向けた様々なグッズが製品化されており、紙(段ボール)製、木製、板状、タワー状などの用品が流通しているのだが、愛猫が、傷一つ無くキレイな(ないしは自身の爪の跡が残る)家具に夢中となって、グッズに見向きもしないことは珍しくない。
そこで、カンザス州に拠点を置くCeva Animal Health社は、オーナーが指定する場所で猫に爪研ぎをしてもらうように誘導するアイテムをリリースしている。なお、同製品は、Feliway Feliscratchと呼ばれ、爪研ぎをしても良いポイントに猫だけが感じ取るフェロモンを塗ることで、問題行動を回避する設計となっている。また、ウェブサイト上の動画にて、使用方法が確認できるので、是非、ご覧頂きたい。
このことから、上記のFeliway Feliscratchが日本にも普及することを期待するとともに、適切な場所での排泄や爪研ぎを促すペットグッズが数多く開発されていくことを願っている。
参考ページ:
http://www.savethecouches.com/more/ (製品情報)
http://www.savethecouches.com/how-to-use/ (使用方法について)