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9月のAnimal Pain Awareness Monthに合せてアニマルメディカルセンターが発信した情報

投稿者:武井 昭紘

残暑が厳しかった先月9月は、ペットの感じる痛みを理解して代弁・啓蒙する月間、いわゆるAnimal Pain Awareness Monthに指定されていた。そこで、犬猫を飼育している読者の皆様に問う。彼らが痛みを感じている時の様子を知っているだろうか。どのような行動の変化が現れるかについて考えを巡らせたことはあるだろうか。もしも、ないならば、この機会に是非知って考えて頂けると幸いである。そして、その一助として、本稿では同啓蒙月間に合せてアニマルメディカルセンターが発信した情報を紹介したい。なお、詳細は以下の通りだ。

 

◆犬が痛みを感じている時の様子・行動変化◆
・他者との関わりが薄くなる
・寝ている時間が増える
・不安を訴える行動を示す
・動きたがらない
・鳴き、うめき、叫ぶ
・安静時であってもパンティングをする
・足を引き摺る動作が目立つ
・階段の昇り降りをしなくなる
・食べ物や遊びに関心を示さなくなる
・突如として攻撃的になり、うなり、咬む
・背弯姿勢をとる
・執拗に体の一部分を舐めて咬む

 

◆猫が痛みを感じている時の様子・行動変化◆
・隠れる
・活動性が減る
・箱に収まる行動に変化が起きる
・シャーシャーと威嚇する、叫ぶ
・俊敏性がなくなりジャンプする行動が減る
・グルーミングをしなくなり被毛の艶がなくなる
・硬直した姿勢になり歩き方が不自然になる
・シッポを振る行動が目立つ
・食欲と体重が減少する
・目を細め、耳を外側に倒し、ヒゲを真っ直ぐに伸ばす

 

上記の様子や行動変化にお心当たりはあるだろうか。最近気になるようになったものはあるだろうか。該当する事項があるならば、どうか動物病院を訪れて欲しい。そして、愛犬・愛猫の感じる痛みに気が付いて対策を講じて欲しい。彼らの生活の質を向上し、幸せなペットライフが末永く続くようにするためにも。

猫に関しましては、Feline Grimace Scaleという痛みの評価をご参照下さい。

 

参考ページ:

twitter.com/amcny/status/1700558460214022521


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