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アメリカのオレゴン州で暮らす好奇心旺盛な猫に起きた異変とその原因

投稿者:武井 昭紘

オレゴン州はポートランド。オーナー曰く、好奇心旺盛な猫に異変が起きた。嘔吐に加えて、嚥下困難を呈したのだ。どうやら不快感のようなものも訴えていたらしい。何でも、症状が認められる直前に子供部屋に入ったとのことだった。果たして、子供部屋と異変には関連性はあるのだろうか。一体、彼の身に何が起きたのだろうか。

彼は近隣の救急外来へ連れて行かれた。すると、間もなく原因と思しきものが発見された。口腔内のチェックにおいて、裁縫用の針が硬口蓋から鼻腔へ向かうように刺さっていたのだ。現状を詳細に把握するためには、鎮静処置が必要だった。口腔内に残って飛び出た針の一部は、舌の付け根を押さえつけて動きを制限する位置にあった。針が取り除かれる。彼は順調に回復し、好奇心旺盛な性格も復活した。

子供部屋で何かを作りあるいは修繕するためか、そこには裁縫セットが用意されていた。そして、その中にある針に猫は興味を抱いた。質感が気に入ったのか、金属の味が好みだったのか、針を飲み込んでしまった。読者の皆様におかれては、この事故から何を学ぶだろうか。猫が針を飲み込んだ原因を何と考えるだろうか。言うまでもなく、猫の口が届く範囲に針があったから、それを飲み込むチャンスを彼に与えてしまったのだ。裏を返せば、彼と針が接触するチャンスを無くすことさえ出来れば、事故は起こらなかったのである。これは、至極シンプルな話だ。だが、見落としやすいことでもある。どうか、シンプルであるも見落としやすい大切な事を忘れず、頭の片隅に置いて欲しい。

針を取り除く瞬間の映像がリンク先のページにありますので、ご参照下さい。

 

参考ページ:

https://ktvl.com/news/local/portland-vet-treats-kevin-curious-cat-who-ate-sewing-needle-impaled-nasal-cavity


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