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岐阜 養豚場の豚コレラ 海外から侵入の可能性

投稿者:AsaT

今月9日、岐阜県岐阜市の養豚農場で日本では26年ぶりとなる豚コレラが確認され、約690頭の豚が殺処分された。識者によると、今回の豚コレラウィルスは海外から侵入した可能性が高いとの見解を示している。

古田肇知事は11日の会見で防疫措置完了を発表していたが、14日に豚コレラが見つかった養豚場から7キロ離れた岐阜市内の道路脇水路で、死んだ野生のイノシシから豚コレラウイルスの陽性反応が確認された。さらに15日には、養豚場から3.5キロ離れた岐阜市大洞の民家で、死んだイノシシから豚コレラの陽性反応が出ている。

記事によると、北海道大大学院獣医学研究院の迫田義博教授(ウイルス学)は、感染が突如発生したことを考えると、汚染肉に接触したことでイノシシに入ったか、汚染肉が加熱されずに豚の口に入り、感染したのではないかと疑っているそうだ。過去に海外で感染が拡大したケースでは、こうしたケースで感染が広がっている。

また、日本獣医生命科学大獣医保健看護学科の青木博史准教授(ウイルス学)によると、都道府県で豚コレラの感染有無が調査されていて、国内に生息する野生イノシシの集団が豚コレラウィルスを維持してきた可能性は低いと説明。

日本の検疫は強化されているため、青木准教授は日本での今回の発生を不思議に思うと話しているという。

感染をこれ以上拡大させないために「野生動物と家畜との接触を阻止し、死んだイノシシを見つけたらすぐに家畜保健衛生所に連絡するなど早期摘発・通報の徹底が求められる」と呼び掛ける。


参照元リンク

<岐阜新聞Web 2018/09/15>

photo AC(記事と写真は関係ありません)

 

 

 

 

 


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