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「猫の使い心地」優先で商品開発…愛用者5万人

投稿者:AsaT

大切な愛猫のために安心で安全な道具や食器を使いたい。そんな飼い主さんの気持ちを叶えてくれる商品が開発されている。

記事によると、猫用品販売会社「クロス・クローバー・ジャパン」(岩手県盛岡市)では、「猫が一生使える高品質の商品」を売りにしており、グッドデザイン賞も受賞し、愛好者は全国に5万人ほどいるという。

同県内の職人さんの技術や県産素材を活かした商品を開発し、猫が食べやすい角度や高さで作られた食器、県産木材を使用した長く使える爪研ぎ器、南部鉄器の食器置きなど約30点が猫用品として販売されているそうだ。

同社の社長である太野由佳子社長(40)は医療機器メーカーで働いていたが、「好きなことを仕事にし、人生の最後まで仕事がしたい」と27歳の時に企業を決断。猫好きや動物愛護団体で猫の世話などのボランティアをしていた経験もあり、2005年に有限会社クロス・クローバー設立。

始めの頃は既存の猫用品を仕入れていたが、お客様からの様々な意見を聞き、自社での商品開発を始めた。当時は今ほど猫用品がなく、小型犬用を転用することもあったという。

開発当初は県内の職人さんから「猫好きのただの道楽」と邪険にされることもあったが、ダンボールで自作した商品を持って通い詰め、理解を得ることができたそうだ。自身で飼う2匹の猫も「社員猫」として商品を使ってもらい、役立っているそう。

来年1月には、猫用品を人間用のサイズに拡大製作し、飼い主が猫の気持ちになって試せるコーナーを同社に設ける。海外からの問い合わせもあり、19年の海外進出を目指し、来年は準備を進めるつもりだ。


参照元リンク

<2017年12月18日 13時22分 YOMIURI ONLINE>

木枠に県産木材を使った猫用爪研ぎ器を手にする太野社長(盛岡市で)

木枠に県産木材を使った猫用爪研ぎ器を手にする太野社長(盛岡市で)

 


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