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農水省 夏休みを前に家畜伝染病の防疫徹底を通知

投稿者:AsaT

7月も中盤に入り、夏休みが本格的に始まる方が多いのではないでしょうか。夏休みを利用して国内外から多くの人や物の出入りが活発になるため、農水省は家畜伝染病のまん延防止に農家らに対策の徹底を呼びかけています。

記事によると、同省は各都道府県に対し、口蹄疫やアフリカ豚コレラ(ASF)を含む家畜伝染病の防疫対策を徹底するよう求める通知を出したという。夏休みに入り、国境を越えた人や物の出入りが多くなると、発生国の農場に出入りした人間の衣服などにウイルスが付着し、日本に侵入するリスクが高まると考えられるためです。

通知では各農場や畜舎など、指定する衛生管理区域に関係者以外を立ち入らせないこと、同区内に入るときは手や靴の消毒を徹底するなど、防疫対策を徹底するよう呼びかけています。

日本政府観光局(JNTO)は、今年5月までに日本を訪れた外国人旅行者が1319万4400人(推定値)と発表していて、口蹄疫が今年に入っても発生している韓国、中国などからの観光客は2割以上増えているそうです。日本は11年2月に口蹄疫の清浄国に復帰しています。

ロシアでも今年、口蹄疫やASFが発生しているが、観光客は3割ほど増えているようです。ASFは海外で猛威をふるっており、07年にアフリカからの伝染が確認されて以来、欧州では15カ国で感染が拡大し、今年6月にもロシアやポーランドなど6カ国でも発生確認されています。ASFは有効なワクチンがなく、感染が確認された場合は殺処分となります。

2010年に宮崎県で口蹄疫が発生した際は「発見から通報までに時間がかかり、被害が広がってしまった」(同省動物衛生課)ことから、市町村やJAなど関係団体での情報共有や、各自治体の家畜保健衛生所への早期の連絡も呼び掛けている。


参照元リンク

<2018年07月16日 日本農業新聞>

AC photo(写真と記事とは関係ありません)

 

 

 

 

 

 

 

 


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