ニュース

天国から帰ってきた“猫” 「むぎ」の音楽はやさしかった!

投稿者:AsaT

今、「むぎ」という猫のアーティストが注目されている。むぎは他界したが、天国から帰ってきて、歌や楽器演奏などを披露している。昨夏は音楽フェスのフジロックにも出演した、本格派の腕前だ。

記事によると、ライブハウス「FEVER」(東京都世田谷区)でむぎがステージに立つと、会場から多くのスマートフォンが向けられる。年齢層は10代~50代くらいまでと幅広い人気があるという。

ライブが始まると、むぎはステップを踏んだり、甘くやわらかい声で歌い、間奏では木琴を華麗に叩く。曲が終わるとストロー付のペットボトルの麦茶を飲み、普通に喋るというから驚きだ。ゆるいMCが会場を穏やかな雰囲気に包みこむそうだ。

むぎは「ゆうさく」という男性が21年前に動物病院から引き取った猫で、「保護猫の飼い主募集」で出会った。大学で音楽を勉強するため、ゆうさくは沖縄から上京したが、ホームシックになってしまった時に「むぎ」と出会ったという。

むぎと出会ったゆうさくはとても明るくなり、大学卒業後に沖縄に帰る時も一緒に戻り、ゆうさくの実家で一緒に暮らしたそう。お母さんはブラシ係でお父さんはごはんをくれる係で、幸せな生活を送っていたそう。しかし、むぎには脳の病気があり、12歳で天国へ旅立った。

ゆうさくはペットロスになり日々を過ごしていたが、犬の姿で音楽活動をする「ジョン」という犬に出会ったことがヒントになったそう。新たに猫の体を作り、自分の体を貸すことで「むぎ」を蘇らせたいと思ったのが始まりなのだとか。大学で打楽器を専攻していた「ゆうさく」から直々に指導を受けているから、「むぎ」の演奏は本格派なのだ。

「むぎ」は沖縄ではCMで採用される売れっ子で、昨年からは猫や犬の仲間の幸せの事を考えて、ライブ会場で沖縄の動物保護施設への寄付を募っているそうだ。優しい気持ちを教えてくれる「むぎ」は多くの人を魅了する。「むぎ」のライブに足を運んでみるのもよいかもしれません。

いろいろなイベントフェスに出たい。歌を通して優しい気持ちの人が増えたらいいなと思うんです。むぎのライブを見た後に、『早く家に帰って猫をなでたい』とか、『自分の子どもにもっと優しくしようと思った』と言ってくれる人もいるので、これは意味があることだと思う。


https://sippolife.jp/issue/2018011900001.html

<1/27(土) 14:00配信 sippo>

ステージ上を動き回る

ステージ上を動き回る


コメントする