CCCマーケティングが「ペットの飼育」に関する調査結果を発表。犬や猫を飼っている飼育者1,030人と、今後3年以内に買う予定の飼育意向者248人が回答した。
1)犬猫の飼育数・飼育期間
1匹が一番多く、犬は1匹という人が82.9%。猫は1匹飼育が59.9%で、2匹、3匹以上といった多頭飼いの割合が大きかった。飼育期間がもっとも多いのは「1年～5年」で3割超。「5年～10年」も3割。一方、「1年以内」という人も犬10.5%、猫13.7%で存在した。
「10年以上」も犬24.4%、猫22.4%とペットの寿命が伸びていることもうかがえる。
2)飼育者に「ペットを飼ってよかったこと」、飼育意向者に「ペットを飼いたいと思う理由・ペットに期待すること」
上位はともに「癒やしを与えてくれる」がほぼ8割でトップ。「自分が笑顔になれる」「元気を与えてくれる」が6割前後でそれに続いた。実際の飼育者は「家族が仲良くなれる」「家族との会話が増える」「自分以外の家族が喜んでいる」など、家族コミュニケーションをあげている人が多い傾向が見られた。とくに「自分以外の家族が喜んでいる」は飼育意向者だとほとんどいないのに、飼育者では30.0%に達する。
3)犬・猫・観賞魚のそれぞれの飼育者「ペットを飼って大変だったこと」
観賞魚は「特にない」36.2%が多い一方、犬・猫では「ペットが体調を崩したときの世話」「長期間／長時間出かけられない」「お金がかかる」が4割前後。犬と猫の比較では、犬が「長期不在」、猫が「体調不調」に苦労の跡がみられた結果だった。そのほかにも、犬は「散歩に定期的に行く」30.7%、「しつけが難しかった」28.7%、「鳴き声・騒音が気になる」26.3%、猫は「家のものを壊される」39.8%、「睡眠中に起こされる」27.0%が他より高い傾向が見られた。
さらなら長寿を願いたいところだ。たとえば2022年春には、腎不全ネコの研究に対しクラウドファンディングが行われ、AIM医学研究所が設立されるなど、新薬開発などにもまだまだ期待は寄せられている。
https://webtan.impress.co.jp/n/2022/06/14/42893
＜2022/06/14 Web担当者Forum＞
「ペットの飼育」調査結果 犬や猫をこの1年以内に飼い始めた人が1割超える（photoAC）
