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崖の上のポニョ 京成線沿いの崖にすみ着いたヤギ

投稿者:AsaT

千葉県佐倉市の京成電鉄京成本線の線路沿いの斜面に、3ヶ月ほど1頭のヤギが住み着いていたニュースをご存知でしょうか?ヤギは『ポニョ』と名付けられ、今では自然体験施設に引き取られ、人気を集めています。

ポニョはもともと、近隣に住む60代の男性が、自分の家の庭の草を食べさせようとペットショップで購入。しかし、1メートルほどの柵を飛び越えて、京成佐倉駅と京成臼井駅の間の線路脇斜面の擁壁(コンクリートで固められた斜面)に住み着いてしまったのです。当初は名前はついていませんでしたが、崖の上に住んでいるので『ポニョ』と命名され、見物にくる人が増え話題になりました。

ポニョが斜面から落ちてしまうのではと多くの人が心配しましたが、ポニョは悠々自適に岩に生えている草や落ち葉をもりもりと食べ、健康上は問題なく、体も大きくなっていったそうです。しかし、万が一ヤギが転げて落ちた場合、電車に影響が出てしまう危険性があるため、佐倉市などは捕獲を試み、3度目で無事に捕獲に成功しました。

その後は、同市飯野の自然体験施設「佐倉草ぶえの丘」に引き取られ、体は大きくなり元気に暮らしています。ポニョ人気で、施設の来場者は前年より8割も増えたそうです。

施設職員の西野剛史さん(45)によると、当初はやせていたが、体格は見た目で1・5倍に成長。高さ約1メートルの囲いを跳び越えそうな勢いも。客からもえさをもらい、少しお腹が出てきたのだとか。

施設は今年、新型コロナウイルス感染防止のためイベントを開けず、団体客の宿泊は軒並みキャンセルになった。ただ、日帰り客は激増した。9~11月の来場者数は2万6816人で、昨年同期の1万4963人の1・8倍でした。

当初は子ども連れの家族が多かったが、お年寄り夫婦や、年配の女性グループが目立ち、ヤギのえさの販売も好調、大きくなったポニョを見ようという人に加え、コロナ禍で屋外の散策が好まれるためとみられる。丘の上にある展望広場からは、ポニョがいた線路わきの崖が眺められるそうです。

負けず嫌いの性格。上下関係があるヤギはお互いの頭を突いて力関係をみる。ポニョは大きいヤギに頭突きされてもひるまず、えさを取りに来るという。 1歳を迎えるポニョの誕生日を祝うイベントが来年2月に検討されている。問い合わせは同施設(043・485・7821)へ。


https://www.asahi.com/articles/ASNDD6QS8ND8UDCB00H.html

<2020/12/13 朝日新聞DIGITAL>

崖の上のポニョ 京成線沿いの崖にすみ着いたヤギ

 

 

 


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