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小動物臨床の白杖~眼が見えない犬のために開発されたハーネス~

投稿者:武井 昭紘

何らかの原因で眼が見えなくなると、犬は物に当たりやすくなり、外傷を負うリスクが高まってしまう。また、この様子を日常的に見ことになるペットオーナーの多くは、「サポートできることはないだろうか」と考え始めるのだが、小動物臨床には白杖(目の不自由な方が使用する杖)に相当するペット用品は無いため、獣医師が的確なアドバイスを行うことは非常に難しい。故に、全ての実例を満足させられないとしても、サポート手段として提示・選択できる製品を開発していくことは重要であると考えられる。

前述のような背景の中、アメリカのニューハンプシャー州に拠点を置くHandicappedPets社は、眼が見えない犬専用のハーネス(Walkin’ Blind Dog Halo)をリリースしている。同製品は、ハーネスから伸びる一つのリングが犬の頭を囲む構造で、体よりも先にリングが物に当たる仕組みになっている。

今後、Walkin’ Blind Dog Haloをモデルに、愛犬の視界が無いことで抱えるペットライフの悩みを想定して、日常生活を明るく照らせるペット用品が、日本でも数多く流通していくことを願っている。

Walkin' Blind Dog Haloは、小型犬から45kgの大型犬までに適用できるサイズが用意されております。

Walkin’ Blind Dog Haloは、小型犬から45kgの大型犬までに適用できるサイズが用意されております。

 

参考ページ:

https://www.handicappedpets.com/walkin-blind-dog-halo


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