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アメリカの動物保護センターに属する獣医師が警鐘を鳴らすガーデニング用の腐葉土

投稿者:武井 昭紘

5月中旬、アメリカはオレゴン州の獣医師会が、ある動物保護センターの獣医師が著者となったオンライン記事をツイートで紹介した。その内容は、ガーデニングに関することだった。リンク先を覗いてみると、暖かい季節を迎えて、今はガーデニングに纏わる活動がピークになり、腐葉土が活躍するタイミングだという。そして、そこには、犬が中毒を起こす危険が潜んでいるというのだ。一体、どういったことなのだろうか。

日本で流通しているようだが、カカオをベースにした腐葉土というものがあるらしい。言うまでもなく、カカオはチョコレートの原料だ。加えて、犬にとってチョコレートは毒である。万が一、許容量を超えて摂取すれば、内臓に大きなダメージを負うだろう。そんな危険なカカオがガーデニングで使われ、その周囲を犬が走り回って嗅ぎ回れば結果は容易に予想できる。獣医師は述べる。購入する時は、腐葉土の成分に注意を払って欲しいと。

仮に犬が「チョコレート中毒らしき」症状を呈した場合、第一にチョコレートを食べたことが疑われるだろう。そして、まさか腐葉土が原因だとは、オーナーも獣医師であっても夢にも思わないだろう。つまり、チョコレートの出所が不明で、これから気をつけようと予防策を講じること自体が困難となってしまう。そうならないためには、何も起きていない今、ガーデニングが趣味の方々におかれてはチェックをして頂きたい。使用している腐葉土の原料を。そこにカカオと明記されていたならば、使用を止めるか、犬をガーデニングを行うスペースにに近付けないことをお薦めする。

愛犬が急変した時に連絡できる動物病院を必ず1軒は用意しておきましょう。

 

参考ページ:

https://www.ky3.com/2023/05/17/mulch-warning-veterinarians-explain-how-some-garden-mulches-may-be-toxic-pets/


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