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嘔吐と食欲不振を呈したビション・フリーゼの子犬に起きていた異変

投稿者:武井 昭紘

オーナーが目を離した隙に、彼女は財布から硬貨を抜き取った。そして、彼女は嘔吐をした。その吐物には、2ペンス硬貨が含まれていた。そう、オーナーの愛犬であるビション・フリーゼの子犬は、イギリスの硬貨を飲み込んだのだ。

 

彼女のX線画像を撮影した獣医師は驚いた。まだお腹の中に無数の硬貨と思われる陰影が映っていたのである。そこで、異物摘出術に臨む。1ペンスが12枚、5ペンスが3枚、20ペンスが2枚、1ポンドが2枚。自宅で吐いた硬貨を加えて、合計20枚。手術を終えて翌日、彼女は鎮痛剤と抗生剤とともに、無事帰宅した。

 

ビション・フリーゼは成犬であっても体重は5~10kg程度。子犬ともなれば、更に体重が軽い。その彼女が、硬貨を20枚飲み込んだ。犬は想像を超えるものを飲み込むことができる。本症例は、それを教えてくれている。色々なものに興味を持つ子犬を飼育する家庭では、ゆめゆめ忘れないで欲しい。そして、細心の注意を払って欲しい。すくすくと育つ愛犬の様子を末永く見守るために。

硬貨の合計は2.68ポンドに達していたとのことです。

 

参考ページ:

https://mrcvs.co.uk/en/news/21570/Puppy-saved-after-swallowing-20-coins


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