眼科診療。
それは、ヒトと同じく、獣医療でも、高い専門性を持って行われる医療分野である。故に、日本の小動物臨床では、眼科に特化した動物病院が運営されている。そして、この背景は、イギリスでも同様のようで、今年の9月、国内初の眼科専門サービスが展開されることが発表された。
なお、その発表を行ったのは、The London Cat Clinicだ。
Cat。
つまり、猫に限定した眼科診療ということになる。
『猫は、様々な動物種が行き交う一般的な動物病院を訪れると音や臭いに敏感になり、アドレナリンとコルチゾールのレベルが上がってしまう。』
同院のメンバーは、このように述べる。
果たして、猫、且つ、眼に限定した診療スタイルは、彼ら(猫および獣医師)に、どういった恩恵を齎すだろうか。眼科検査から得られる結果に新たな見解を与え、何らかの眼疾患を抱える猫の経過を「以前に報告されたもの」よりも良好にする力を発揮するだろうか。同サービスの成功とともに、それをキッカケとして、猫の眼科診療が進化を遂げることに期待している。
参考ページ:
https://www.thelondoncatclinic.co.uk/news/TLCC_launches_first_uk_feline_eye_clinic/