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究極のキャットフレンドリーを明らかにするための研究を進めるカナダの大学

投稿者:武井 昭紘

日本では、近年、犬の飼育頭数を猫が上回ったとされており、動物病院の健全な運営において、猫の診療レベルの向上と来院件数の増加が、非常に大きな意味を持ち始めるのではないかと予想できる。しかし、猫は犬に比べてストレスを抱えやすく、これを一つの理由にして、オーナーが愛猫を動物病院に連れて行くことを躊躇うことは珍しくないため、キャットフレンドリー、つまり、猫への優しさが溢れる接し方を研究し、確立していくことが重要である。

そこで、カナダのオンタリオ獣医科大学は、ウェブ上にキャットフレンドリーの体現を目的とした研究を行うことを発表するとともに、猫の保定に関する「あるポイント」を指摘している。なお、同大学によると、猫にストレスを与えない保定とは、「最少限の拘束」であるとのことで、将来的に、「抑えない保定法」がデータ化され、明文化に至るかも知れない。

上記のことから、今後、一次診療施設や新人獣医師にも、すぐに取り組みやすい究極のキャットフレンドリーが世界全土へと普及していくことを期待したい。

抑えない保定法は、猫だけではなく、猫に慣れていない新人獣医師にとっても、ストレスフリーな手技となるかも知れません。

 

参考ページ:

https://ovc.uoguelph.ca/pettrust/news/curious-companions-facts-about-cats


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