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猫カフェ『MOCHA』猫パルボウィルス感染公表 関東全店舗を休業へ

投稿者:AsaT

ネコカフェ『MOCHA』で、猫パルボウィルス感染が発表されました。パルボウィルスは適切なワクチン接種で防げますが、高齢ネコや子猫、免疫力が落ちているネコの場合は感染すると致死率が高いとされています。ネット上では、ネコパルボウィルス感染が発生したネコカフェがあると、発表前から情報が拡散されていました。

記事によると、東京都内のネコカフェ『MOCHA』は2日、公式ホームページにて「お詫びと関東全店舗臨時休業のお知らせ」を発表。立川の店舗で一部の猫にパルボウィルス感染が確認され、死亡したと公表。関東全店舗で臨時休業するとし、謝罪したそうです。

経過としては、7月26日夜に体調に異変のあるネコ2匹が確認され、病院を受診したところパルボウィルス検査で陽性が出たとのこと。翌日の27日、28日にも同店舗のネコからパルボウィルス感染が確認され、8月1日までに計5匹のネコが死亡しています。

その後の対応として、「提携獣医師を中心とした対策チームを組成し、速やかに外部の病院とも連携して治療体制を整え、店舗の徹底洗浄をするなどの対策を講じ、同月31日、東京都動物愛護相談センターに対応を相談し、同年 8月1日には同店を臨時休業とすることを決定しました」と発表。

死亡したネコ以外は陽性反応のネコはいないが、獣医師の指導の下、体調異変が少しでも見られるネコについては病院で治療をし、その他の同店のネコに関しては全頭を隔離施設に収容しているそうです。また、自宅で飼っている猫がパルボウィルス感染した場合、『MOCHA』が責任を持って治療費を負担すると公表しています。

なお、店舗については清掃業者により店舗の徹底洗浄・消毒を行い、8月8日を目途に同ウィルスの感染検査を行い、全頭が健康であると確認できたら、東京都動物愛護相談センターにも安全確認を得た上で再開日を決定するとしています。

今回のニュースを受けて、他のネコカフェではネコカフェ間でのお客様の「はしご」利用を禁止し、来店時に確認する店舗も増えているようです。

MOCHA』はこれまで猫パルボウィルス対策として、全猫に対し生後2~4ヶ月間と毎年1度のワクチン接種、提携獣医師による回診などを行ってきたと説明。今後は、「生後1年未満の全猫に対して3回目のワクチン接種」など対策を強化する。


https://www.oricon.co.jp/news/2116870/full/

<2018/08/03 ORICON NEWS>

猫カフェ『MOCHA』関東全店舗を臨時休業に(写真はイメージ)

 

 


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