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山口大獣医学部、動物模型での実習促進 ネットで購入資金募る

投稿者:AsaT

アメリカの大学では動物福祉の観点から、獣医学の実習で生きた動物を使うのではなく代替法(オールタネーティブ)を使う大学が増えているそうだ。日本の大学でもそうした動きが始まっている。

記事によると、山口大の共同獣医学部は動物福祉の考えから、模型を使った実習を進めるため、インターネット上で購入資金を募っている。購入するのはカナダ製の馬の等身大模型で、1体400万円。検査や薬剤投与の実習で使われるという。

ネットで資金提供を呼びかけるクラウドファンティングを活用し、半額の200万円を目指していたが、募集開始から5日間で目標額を達成。そのため、3月末までに500万円を目標に受け付けているそうだ。

生きた動物を使っての実習となると、動物への負担と実習回数が限られてしまう。山口大は獣医学教育の国際基準を設定する、欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)の認証取得を目指しており、平成33年度までに動物を使った実習を原則廃止にするとしている。

この認証を国内の大学で取得した例はない。山口大と鹿児島大が共同で、北海道大と帯広畜産大も共同で取得に向けた取り組みを進めている。


参照元リンク

<2018.3.20 07:00 産経ニュース>

山口大獣医学部、動物模型での実習促進 ネットで購入資金募る

山口大獣医学部、動物模型での実習促進 ネットで購入資金募る


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