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National Dog Bite Prevention Week~4月に設定された犬に咬まれる事故を減らす啓蒙週間~

投稿者:武井 昭紘

7700万匹の犬が飼育されているアメリカで、ヒトが咬傷を負ってしまう事案が後を絶たない。犠牲者の数は何百万人にも昇る。その殆どが子供だ。そして、1年間に35万人が咬傷のために救急外来を受診する。うち約3%は、2歳以下。実に1万を超える幼児が救急を訪れる計算になる。

そこで、冒頭のような現状を打破するべく設けられたのが、National Dog Bite Prevention Week®だ。同啓蒙週間は、毎年4月の第2週設定されている。つまり、2021年で言うならば、4月11日〜17日の1週間がそれにあたる。この1週間は、犬に咬まれてヒトが負傷する事故を防ぐ対策に関して情報を発信する(国民を教育する)ことに重きが置かれるという。

National Dog Bite Prevention Weekには、アメリカ獣医会(AVMA)も賛同している。AVMAは、同啓蒙週間に合わせて、#PreventDogBitesというハッシュタグとともに、咬傷事故を防止する方法を説明した動画やツールキットを公開している。果たして、この活動は、事故を減らすキッカケとなるだろうか。無論、筆者は「なる」と信じている。また、本稿をもって、その応援が出来ていることを願っている。

参考ツイートもご覧下さいますと幸いです。

 

参考ページ:https://www.avma.org/events/national-dog-bite-prevention-week

参考ツイート:https://twitter.com/AVMAvets/status/1381640805371219973


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