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仲間を亡くした犬や猫が抱える「仲間ロス」とは?

投稿者:AsaT

大切なペットが亡くなった後の飼い主さんの心のケアはとても大切なもの。ペットロスという言葉はよく耳にしますが、その悲しみや苦しみは私たち人だけのものなのでしょうか。複数ペットを飼っていた場合、残されたペットたちにもペットロスがあるようなのです。

記事によると、ニュージーランド・コンパニオン・アニマル評議会とクィーンズランド大学(オーストラリア)の研究チームは、同居仲間を亡くしたペットの行動変化をテーマにしたアンケート調査を行い、オンラインAnimalsに昨年11月に発表されたという。

アンケートはオーストラリアやニュージーランドの虐待防止協会や動物病院の協力でアンケートが配布され回答があったもの。回答のあった、死亡ペット356頭、生存ペット414頭の合計770頭の犬と猫を対象とし分析したものだという。

アンケートによると犬の場合は、亡くなった同居ペットが好きだった場所を探し回る30%、逆にその場所を避けるが10%、どこかに隠れるも14%もあったほか、以前より愛情を求めたり、飼い主や仲間に依存傾向を表すなど、情緒的な変化を見せた犬は74%にも上ったそうだ。

ほかにも、フードを食べる量やスピードが減少するほか、寝ている時間が減った犬もいたそうだ。最も変化が見られたのはトイレの回数が増えたで40%だった。

猫の場合は犬と比較すると、フードの量やスピードの減少は犬ほど見られず、76%が寝ている時間も変化しなかったという。

しかし、声の大きさや泣き声を出す割合が犬より多く、ほかの動物への攻撃性が犬の倍の12%増加したそうだ。

アンケートに答えているのはあくまで飼い主で、飼い主の主観が入っていると考えられるが、仲間が居なくなったことを理解し、ペットたちなりに心で感じていることがたくさんあることは間違いない。人だけでなく、ペットたちの心のケアも大切にする必要があるでしょう。

そうした行動の変化がどのくらい続いたのか?ということ。犬の場合、情動と睡眠に関しては2ヶ月~6ヶ月(中央値)、食欲とテリトリーに関しては2ヶ月以内で、猫では情動行動が2ヶ月~6ヶ月、鳴き声とテリトリーが2ヶ月以内となっている


http://petomorrow.jp/news_dog/35023

<PETomorrow 7/19(水) 8:10配信>

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