ペットにはずっと健康でいてほしいと願う飼い主さんにとって、体に優しいフードやおやつ、適度な運動、定期的な病院への健康チェックは欠かせないもの。そんな大切なペットの健康寿命が育つ環境で変わるとしたら？
記事によると、ペットの健康は個々の体や生活スタイルのみではなく、気候風土や医療関連の整備の有無、通いやすい場所に病院があるか、生活環境、飼い主の経済面、飼い主との関係性なども影響してくるという。
アメリカでは州ごとの「ペットの健康度についてランキング」が発表されており、健康度が高い州はアメリカ大陸の中央から西部に集中（ニュー・ハンプシャーを除く）。低い州は東部から南部にかけて集中していることが分かるそう。
日本ではこうした都道府県別のランキングはないようだが、参考になりそうなデーターはあるようです。
1つ目はアニコム損害保険株式会社が6年前に行った調査で、同社が契約している動物1万5,815頭を対象にした「都道府県別10歳以上の動物が占める割合」（2011年）と、厚生労働省の都道府県別生命表の概況（2010年）「人における都道府県別の平均寿命トップ10」。
契約している動物以外は対象外なため参考値としてのデータになるが、人と動物どちらにも共通している県が、沖縄県・島根県・岡山県・京都府・福井県・長野県・神奈川県の7府県。関東以南になっているという。
2つ目は農林水産省の都道府県別の「小動物・その他」（産業動物含まず）の飼育動物診療施設数（2015年）。比較するのは難しいが、前出の7府県のうち病院が多いのは神奈川だけで、ほかは病院が多い県でないそう。
長寿県には過ごしやすい気候や環境なども関係しているかもしれないが、どの県であってもペットの健康管理、食事、運動に気を配り、ペットとの関係性を深めることが何よりも大切だという。
そしてもう1つには、各地域におけるペット飼育意識を高める努力をするということも大切で、それがペットにとっても住みやすく、健康でいられる環境づくりにつながるのではないだろうか。
＜ＤＩＭＥ 6/28(水) 11:30＞
育つ環境で寿命が変わる？地域別ペットの健康度ランキング
