京都産業大学(京都市北区)は2日、長期で抗鳥インフルエンザ作用のある新素材「ヨード活性炭」の特許出願をしたことが分かった。
記事によると、同大学と神戸市にある企業の「化研」との共同開発で、新素材を鳥インフルエンザを含む液に浸すとウィルス量が10万分の1まで減り、効果も1ヶ月と長期に持続がみられる。消毒剤としての活用が想定されているという。
平成28年に水戸市の沼で野鳥が鳥インフルエンザに感染し、大量に死亡したことを受けて共同開発に取り組んだそうだ。
東南アジアを中心として鳥から人への鳥インフルエンザ感染事例が2003年11月以降、確認されている。病鳥、死鳥と直接的に接触したり、粉塵などを大量に吸い込んだことが原因とされており、普段の日常生活で鳥からヒトへ感染することはないと言われています。
しかし、ウィルスがヒトインフルエンザと交じり合い、新型インフルエンザに遺伝子変異するのではと世界的規模で懸念されているため、対策のニーズが求められている。
関わった高桑弘樹教授(微生物学)は「感染予防に役立てられれば」としている。
<2018.3.2 21:28 産経WEST>