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ビーチで愛犬と遊んだ後の急変に注意喚起をするアニマルメディカルセンター

投稿者:武井 昭紘

強い日差し。高い気温。
今すぐにでも水の中に飛び込みたいと思う真夏に、ビーチは最適な場所だ。
そこに愛犬と連れ立って向かう。
ボールやオモチャ。
彼・彼女の好きな物を投げて取って来る遊びをする。
楽しく幸せな一場面だ。
しかし、この後、実態が一変する。
元気は無くなり、食欲も低下。
加えて、原因不明の嘔吐。
何が起こったというのだろうか。

 

ここで、リンク先のツイートをご覧頂きたい。

ある犬の腹部レントゲン画像(ラテラル像)だ。
胃の後方、膀胱の前方。
造影してる訳でもないのに、白い陰影が映っている。
まるで、ソーセージといった形状だ。
そういう形のものを誤食したのかとも考えることはできるが、事実は違う。
これは、ビーチを覆い尽くす砂の集合体である。
とはいえ、この量を一気に飲み込んだのかと言うと、それも違う。
ビーチで遊んでいるうちに、ボールやオモチャに付いた少量の砂を犬が吸い込んだのである。
投げて取って来る遊びを何度も繰り返し、何度も砂を吸い込んだのだ。
結果として、ソーセージの形が完成した。

 

本症例をツイッターにアップしたニューヨークのアニマルメディカルセンターは注意喚起をする。
ビーチで遊んだ後に愛犬が急変した場合は、動物病院を訪れて欲しいと。
元気消失、食欲低下に嘔吐。
ビーチでの一時を過ごしたのちに愛犬の様子がおかしくなった時は、今回紹介したレントゲン画像を思い出して欲しい。
もしかしたら、その原因はビーチの砂かも知れない。

普段の生活圏とは異なる場所で愛犬と遊んだ場合は、その後の彼らの様子に細心の注意を払って頂けますと幸いです。

 

参考ページ:

twitter.com/amcny/status/1679264899522781185


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