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鹿児島県 動物愛護団体が小学校へ出前授業

投稿者:AsaT

鹿児島県徳之島で犬や猫の適正飼育啓発や保護などに取り組む動物愛護団体「わんにゃんハートネットとくのしま」が、徳之島町立山小学校(和田哲也校長、児童8人)で13日、出張授業を行った。

記事によると、同団体は2018年設立のボランティア団体。放置、遺棄された犬、猫の保護や譲渡を進めるとともに、適正飼育や終生飼養を呼び掛ける啓発活動を軸に人も動物も幸せに暮らせる島の実現を目指している。現在、亀津にある保護施設で子猫24匹を保護している。

名富会長は猫の繁殖力の強さについて、1匹の雌猫が1年間で約20匹の子猫を産めることを説明。野良猫を増やさないために、飼い主のいない猫や屋外で暮らす猫を捕獲し、去勢手術した後に元の場所に帰す「TNR」について児童らに説明した。

さらに去勢手術ができず屋外で生きていけない子猫は保護して島外に譲渡している現状も伝え、「すべての猫にTNRできる日はまだ遠いが、みんなで協力しながら少しずつ徳之島の不幸な猫を減らしていきたい」と活動への理解を求めた。

動物愛護団体による講演や出張授業は全校で行われている。子どもたちへの理解を深め、未来に繋げることも大切な活動だ。

講座を受講した児童は「かわいそうな猫が増えないようにTNRが必要なことが良く分かった。僕も募金で応援したい」と感想を述べた。


鹿児島県 動物愛護団体が小学校へ出前授業

<2023/06/14 南海日日新聞>

鹿児島県 動物愛護団体が小学校へ出前授業(写真と記事は関係ありません)

 


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