大切なペットが迷子になった場合、ＳＮＳを使って呼びかけを利用する人は増えている。呼びかけ以外にもペットを探すことができるツールがあれば、より安心にペットとの生活が送れることは間違いない。
記事によると、犬・猫の写真を投稿するＳＮＳ「ドコノコ」を運営するほぼ日（東京都港区）は10日、ペットメディアサービスのシロップ（東京都渋谷区）と日本ＩＢＭ（本社：東京都中央区）と共同で、犬の鼻の「しわ」（鼻紋）を写した画像から個別を識別する実証実験を開始すると発表した。
犬の鼻紋は人の指紋と一緒で経年変化がなく、一卵性双生児であっても異なるため個別識別に役立つ。今後、迷子犬の捜索などに役立てる予定だという。
ほぼ日が運営するＳＮＳ「ドコノコ」などの犬写真データーを活用して目、鼻、耳のつけ根、額の位置を学習させた「顔のパーツ位置検出モデル」を利用。スマートフォンのカメラを犬に向けたときに自動で鼻を検知する形で識別する。
高精度な照合を実現するため、2段階の識別を導入。撮影した鼻紋がどの犬に近いかをディープニューラルネットワークで判別し、その上位数件に対して輝度、色、テクスチャが大きく変わる特徴点を算出。
＜2018年04月10日 11時00分 ITmedia>
リクルート実証実験 犬写真からＡＩを使い個別識別 迷子犬捜索に期待
