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年齢に関するギネス記録を更新したポルトガルの犬

投稿者:武井 昭紘

23歳7ヶ月。

2022年12月現在、アメリカはオハイオ州で飼育されている犬、スパイクが「生存している最高齢の犬」としてギネスに記録された。この年齢は、生まれた赤ちゃんが小中高と進学して大学へと進み、獣医師国家試験に合格するまでの期間とほぼ一致しており、臨床獣医師を長く続けていてもまずお目にかかれない長寿だと言える。しかし、その栄光は短かった。2023年2月1日、アッという間に記録は塗り替えられてしまった。

 

30歳7ヶ月。

北大西洋に面したポルトガルの首都リスボンに程近い村(Conqueiro)で飼育されている犬、ボビが1992年5月11日生まれだと判明した。この事実はポルトガル政府も公認。スパイクの持つ記録を7歳も更新してギネスに記録されたという。性格は温厚で社交的。同居している4匹の猫と遊ぶのが好きで、2018年以降、健康上の問題は無いとのことだ。

 

そして、ボビはもう一つの記録を打ち立てた。それは、亡くなっている犬も含めた史上最高齢の記録だ。オーストラリアン・キャトル・ドッグが持つ29歳5ヶ月、これを1歳以上更新した。果たして、犬は何歳まで生きられるのか。また、その年齢は獣医学の進展や食品・ペットフードの改良で延びていくのか。今後の動向に注視したい。

(画像はイメージです)
ボビはオーナーと同じ食べ物を食べているとのことです(調味料は食べ物を水に浸して排除)。

 

参考ページ:

https://mrcvs.co.uk/en/news/22255/Portuguese-dog-Bobi-breaks-record-for-oldest-dog-ever


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