両耳ならば推定35000匹。
片耳ならば推定120000匹。
アメリカには、これだけ多くの聴覚障害を抱えた犬が居るという。つまり、この病気は稀ではなく一般的で、彼らを飼育する世帯では注意を払うべきものであると言えるのだ。では、彼らには、聴覚障害を持った犬たちには、どのような変化が現れるのだろうか。
冒頭のような背景の中、アメリカ獣医師会(American Veterinary Medical Association、AVMA)は、その異変を一早く察知するべく、9月の最終週、今年でいうならば24日~30日の1週間に設定された、聴覚障害を抱えた犬に関する情報を発信するDeaf Dog Awareness Weekに合せて、彼らにみられる5つの兆候についてツイートした。なお、それによると、詳細は以下の通りである。
◆聴覚障害を抱えた犬にみられる5つの兆候◆
1.呼んでもオーナーの近くに来ない
2.帰宅したオーナーに気が付かない
3.花火などの大きな音に反応しない
4.すぐにビックリする(オーナーが近付いていく音が聴こえていない)
5.一度眠るとなかなか起きない
現在、心当たりのある兆候はあるだろうか。もしも、あるならば、動物病院を訪れて欲しい。そして、聴覚の有無を調べることを含めた健康診断に臨んで欲しい。おそらく五感の一つを奪われ不安や恐怖を感じている彼らに対してできる治療やサポートを考えるために。
参考ページ:
twitter.com/AVMAvets/status/1705884843152708043