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ナスカ近くでネコ科動物の地上絵発見、ペルー文化省

投稿者:AsaT

南米ペルーの文化省は、世界遺産「ナスカの地上絵」の近くの丘で、新たに猫科の動物の
地上絵が発見されたと発表しました。

幅約30~40センチの線で描かれ、絵の全長は約37メートル。
ナスカ文化より前の紀元前200年ごろのパラカス文化後期のものとみられる。
猫はこの時代によく使われたモチーフだといいます。
今年初めに線の一部が発見されたのですが、浸食されてほとんど消えかかっていたものを
修復したものです。ペルーは新型コロナウイルスの影響で中止していたナスカの地上絵の観光を11月に再開する予定です。

パラカス文化はアンデス文明の形成期文化の一つで、次のナスカ文化(紀元200年-8oo年)に影響を与えたと言われています。文化省によると、ほとんどの地上絵はアンデス文明において、ナスカ文化が栄えた紀元200~700年の間に作成されましたが、猫の絵は紀元前500年から紀元200年の間に続いたパラカス後期のものだという事です。

ナスカの地上絵は直線や幾何学図形が多いのですが、パラカス地上絵は戦士などの人の形
が多く、猫は神聖視されていたようです。古代エジプトでも、猫は神聖な動物として扱われていました。

古代エジプト時代でも猫が人々のそばにいたということは、猫の病気や行動についても詳しい人がいた可能性も考えられます。動物病院などで飼い主さんとこうした話題でコミニュケーションを取るのもよいかもしれません。

ナスカの地上絵に近いがナスカほど有名でない「パルパの地上絵」は、このパラカス文化のものとされている。


https://www.afpbb.com/articles/-/3311021

<2020/10/21 AFP BB News>

ナスカ近くでネコ科動物の地上絵発見、ペルー文化省(写真AFP BBNews)

 


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