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アメリカの環境問題に対する小動物臨床現場の意識調査を行った研究

投稿者:武井 昭紘

医薬品および日用品に由来する化学物質は、Pharmaceuticals and Personal Care Products(PPCPs)と呼ばれ、適切な使用と廃棄が出来なければ、①環境汚染、②一般ゴミの増大、③医薬品のロスを引き起こすとされている。この概念は、獣医療も同様で、動物病院にて処方された薬剤やペットケア製品から生じるPPCPsに関する調査を実施して、社会問題となり得る要因の洗い出しと対応策の考案に務めることが重要である。

そこで、オレゴン州立大学は、オンラインアンケートの形式で、小動物臨床におけるPPCPsの実態把握に乗り出し、以下に示す事項を発表した。

◆動物病院が処方する医薬品とPPCPsへの意識◆
・2割を超えるオーナーがペット用医薬品を無期限に保管している。
・約5割のオーナーが使わなくなった薬を一般ゴミとして捨てている。
・PPCPsの適正な処理を説明している獣医師は4割に満たない。

現在、アメリカの小動物臨床では、150億ドル(1兆6000億円)を上回る医薬品が取引されている。加えて、上記のアンケート結果を踏まえると、①②③を少しでも減らすように、ガイドラインの作成と法整備が必要ではないだろうか。

自分自身が獣医師として処方した医薬品の「行方」について、定期的に見つめ直すことは、未来のペットライフを守るために必要なことかも知れません。

自分自身が獣医師として処方した医薬品の「行方」について、定期的に見つめ直すことは、未来のペットライフを守るために必要なことかも知れません。

 

参考ページ:

https://avmajournals.avma.org/doi/10.2460/javma.252.5.596


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