共同獣医学部は、複数の大学が獣医師の育成プログラムを共有する形式で設立されるもので、日本にも導入されている。また、このシステムの利点は、物理的(時間、距離)または人的(教員や学生の数)な制限を緩和することにより、教育水準を高度化できる所にある。つまり、視点を変えると、獣医科大学どうしの提携に留まる必要はなく、全く異なる学部や研究分野と協力して共同獣医学部を運営し、学生が得られる知識・技術に深みを持たせることも一つなのではないだろうか。
そこで、イギリスの①キール大学と②ハーパーアダムス大学は、お互いの得意分野(①は医学、②は農学・獣医学)を活かした共同獣医学部を2020年より開設することを発表した。なお、両大学は、人医療の外科を習得した獣医師を育てることを目標に掲げている。
上記のことをモデルケースと捉えれば、経営学部や法学部などと獣医学部の組み合わせによる共同獣医学部では、ペット業界の経営責任者、獣医法医学者、獣医学専門弁護士などの新卒エキスパートを輩出できるかも知れない。

今後、多様な学部が共同獣医学部を構成して、世界各地の獣医療に思いも寄らない新分野が誕生することを期待しています。
(画像はイメージです)
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