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マラセチア感染症に対する光線療法の効果をin vitroで検証した研究

投稿者:武井 昭紘

何らかの病原体による感染症を治療する上で、使用する薬剤とそれに対する耐性株の出現は気掛かりなものである。そのため、薬剤に依存しない治療法を考案する(選択肢を持つ)ことは重要なのだ。そこで、本稿では、フロリダ大学らが発表したマラセチア感染症に対する光線療法の効果を検証した研究を紹介したい。なお、詳細は以下の通りである。

 

◆in vitroにおけるマラセチアに対する光線療法の効果◆
・Malassezia pachydermatisを病原体と想定した
・同病原体の株は臨床現場で採取した、および、商業的に販売されているものを採用した
・両株を培養し、2~8分間光を照射した
・照射後、48時間培養した
・光を照射しないコントロールも用意した
・4分間の照射で両株ともCFUが有意に減少した

 

上記のことから、in vitroではあるが、光線療法はマラセチアの増殖を抑制することが窺える。よって、今後、臨床現場における光線療法の効果を検証する研究が進み、マラセチアに感染した動物への有害事象を最少限に抑えた、且つ、治癒が望める光線療法が確立されることを期待している。

(画像はイメージです)
フロリダ大学大学らは、光線療法が治療期間を短縮し、副作用を軽減する可能性を秘めていると述べています。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40014931/


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