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犬の花火恐怖症の根幹を音響学的に解析する研究がスタート

投稿者:武井 昭紘

スイスの大学の研究においても、イギリスの動物慈善団体Dogs Trustの主張においても、飼育されている犬の約半数が花火に苦しんでいるという。つまり、彼らは、あの①爆音と②閃光、そして③振動に恐怖を感じているのだ。いや、本当にそうだろうか。嗅覚も聴覚もヒトより優れているとされる彼らは、ヒトでも感じ取れる①~③以外に、花火に違和感や嫌悪感を感じているということはないのだろうか。

冒頭のような背景の中、イギリス北部のマンチェスターに位置するサルフォード大学はDogs Trustと協力して、犬が感じ取れる花火の音響特性を明らかにする研究をスタートすることを発表した。なお、同研究は3部構成で、犬を飼育しているヒトも飼育していないヒトも対象となっており、犬たちが日常生活で晒される花火を音響学的に解析する予定になっているとのことだ。また、今回紹介した研究では、動物福祉の観点から、わざわざ犬を花火のイベント会場に連れて行く必要が無い手法が採用されているという。

果たして、彼らは、花火の何に恐怖を感じて耐えているのだろうか。同研究を契機として、その謎が解明され、犬の花火恐怖症が世界から撲滅する未来が訪れることに期待している。

犬たちの様子から福祉上の問題があると判断される場合は、データの収集を中止するとのことです。

 

参考ページ:

https://www.dogstrust.org.uk/how-we-help/professionals/research/fireworks-research


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