獣医臨床において、皮膚疾患は、非常に多く遭遇する分野である。そのため、上手く治療ができることも多いが、獣医師やペットオーナーが上手くいかない治療に悩みを抱えることも多い。
そこで、海外の獣医学に関連する情報を発信するサイトでアンケートが実施された。対象者は、300名の獣医療関係者である。アンケートは、「最もフラストレーションを感じるペットオーナーからの質問は何ですか?」という質問に対する回答を集める形式で行われた。アンケート結果は以下である。
<最もフラストレーションを感じるペットオーナーからの質問は何ですか?>
1.本当に再度来院する必要がありますか?(35%)
2.何でそんなに長く内服を使うのですか?(22%)
3.何でそんなに検査をするのですか?(15%)
4.その他:何でこんなに高いのか? 何で再発するのですか? 治りますか?など(28%)
臨床現場で仕事をされている獣医師や動物看護師であれば、一度は質問されたことがある内容だと思う。このアンケートに対して、インディアナ州にあるAnimal Dermatology ClinicのPetty獣医師は、以下の対応を推奨している。
1.ペットオーナーと費用の高い低いに関して議論してはいけない
2.ペットオーナーの主張に共感する
3.更なるアイディアはこちらを参照
ペットオーナーから質問されて回答に困ることは、皮膚科診療に限られたことでなはい。今後、上記のようなアンケートが大規模に行われ、それに対する対応がガイドラインとして作成されることがあれば、獣医師およびペットオーナーのフラストレーションが軽減されるかも知れない。

皮膚科診療が上手くいかない時は、診療技術もそうだが、ペットオーナーへの対応が重要であると考えられる。
参考ページ:
http://veterinarybusiness.dvm360.com/those-long-term-derm-problems-your-veterinary-patients


