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一般家庭で飼われる犬が問題行動を理由に安楽死されることに関与するファクター

投稿者:武井 昭紘

イギリスの大学らの研究によると、愛犬の安楽死を決断する理由の第2位は問題行動であるという。そこで、疑問が浮かぶ。どのような問題行動が最も安楽死のリスクを上げるのだろうか。

 

冒頭のような背景の中、アメリカの大学らは、問題行動を理由として愛犬の安楽死を決断したオーナーにアンケートを依頼し、安楽死のリスクを上げるファクターを特定する研究を行った。すると、以下に示す事項が明らかになったという。

◆犬が問題行動を理由に安楽死されることに関与するファクター◆
・最も頻繁に回答された問題行動は「ヒトに対する攻撃性」であった
・特に同居する成人に対する攻撃性が事態を深刻化させるようであった
・次いで「他の動物、特に同居犬に対する攻撃性」が続いた
・これらの攻撃性は咬傷事故(皮膚の損傷)に繋がっていた
・また事故は重大であること、または、複数回起きていることが多かった
・大部分の犬は安楽死となる前に1年以上飼育されていた

 

上記のことから、ヒトや同居犬への攻撃性が安楽死に繋がっていることが窺える。一方で、攻撃性を持った犬たちの多くは1年以上飼育されており、オーナーらは一定期間の我慢の末に安楽死を決断していることも推察できる。よって、今後、この我慢して耐える期間である1年を使って攻撃性を確実に軽減するトレーニング法が開発され、犬の福祉の向上とオーナーのQOLの改善が実現することを期待している。

安楽死された犬の年齢は1歳未満~18歳までと幅が広かったとのことです。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38746931/


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