動物病院が好きな犬・猫はいるのでしょうか?動物病院前で抵抗したり、診察前から不安で動悸が早くなる犬・猫は多いのではないでしょうか?
記事によると、イタリアのPisa大学の研究者グループは45頭の犬と飼い主を対象に、動物病院の待合室でのストレスに着目した実験を行ったそうだ。
調査方法は待合室で3分ほど待つ間、飼い主はアンケートに答え、犬の様子はビデオで撮影する。飼い主および動物の行動をよく知る専門家が、それぞれの犬のストレスレベルを低・中・高の3段階で評価したという。
飼い主から見た犬のストレス度合と、専門家から見たストレス度合には相違はあまりなかった。しかし、専門家と飼い主では、ストレスサインの見極めポイントに差がみられた。専門家はストレスサインが見られた回数や時間の長さも評価しているそうだ。
飼い主は「隠れる」「逃げようとする」などの明らかにわかるサインは判断できるが、「しっぽが下がる」「耳が倒れる、下がる」「体が固まる、動こうとしない」サインは見逃しがちなのだとか。
このことから、飼い主は愛犬のストレスサインを十分に知っておらず、理解できていないことが多いといえるようだ。専門家によると、調査対象の3分の2以上の犬から、何らかのストレスサインが出ていたという。
調査には続きがあり、上記の調査後に906組の犬と飼い主に大々的な調査が行われた。2回目の調査では、飼い主や獣医師の態度が犬に与える影響についても調べられた。
動物病院に行く際に早い段階でストレスを示す犬は、その後の段階でよりストレスを感じる傾向にあるという。
獣医師に「体を触らせて十分に診察できる」、または「診察を我慢していると思われる犬」は全体の3分の1程度で、そのほかに「飼い主を噛む」6・4%、「唸る・素早く歯をあてて咬む」11・2%の犬もいたそうだ。
なぜ診察が困難な犬がいるのか考えたとき、性格、しつけ、経験が要因としてあるが、以前に手術や入院、痛みを伴って病院へ来た記憶は影響する可能性があり、さらには飼い主や獣医師の行動、接し方も犬のストレス度に関係することがあると、記事で述べられている。
そこで、飼い主の普段のケアにも着目。爪切りや耳そうじなどが自分であらゆるケアができると答えた飼い主は47%。少なくともいくつかのケアができる飼い主は50.6%。時々ケアをするのも難しい飼い主は3分の2にも上るようだ。
ケアの時に叱らないという飼い主は14%。犬を叱りケアをする飼い主は72.4%。嫌がる犬を叱るということと、獣医師に対する攻撃的態度とは関連性が認められたということは、注目に値する。
また、獣医師の立場から診察の際、患者である犬に「話しかける」53%、「犬の名前を呼ぶ」が40%、「犬を撫でる」53%だったという。
「おやつを与える」という方法もあるが、37%の犬は見向きもしないそうだ。好物ではない、他人からの食べのものは食べないようしつけられている場合を除き、それだけストレスが強いことがわかる。
しかし、何もしない獣医師より、犬の気持ちを少しでもほぐそうとする獣医師のほうが、犬のストレスは軽減される。しないよりはしたほうが望ましいようだ。
これらの調査は単に動物病院に行くことが犬にとってストレスになっているかどうかというようなことを調べているわけではなく、動物病院における犬(ペット)の“よりよい状態(ウェルフェア)”を考えることに主眼を置いている。
https://dime.jp/genre/375286/?first=1
<@DIME 4/24(月) 8:10配信>
多くの犬にとって、動物病院に行くことはストレスになっている



