日本動物園水族館協会(JAZA、東京都台東区)が、和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲したイルカの購入を禁じたことを受けて、「新江ノ島水族館」(神奈川県藤沢市)と下関市立しものせき水族館「海響館」(山口県)は、JAZAを3月31日付けで退会したことがわかりました。
記事によると、イルカの追い込み漁を巡り、地元の「くじらの博物館」(和歌山県東牟婁郡太地町)以外が退会するのは初めて。
退会の理由として、新江ノ島水族館は「鯨類の繁殖研究を続けるには、地元の太地いさな組合などとの関係を維持する必要がある」、しものせき水族館海響館は「追い込み漁は合法で、禁止するJAZAの方針を容認できない」と説明している。
世界動物園水族館協会(WAZA)は2015年、和歌山県太地町のイルカの追い込み漁を残酷だと問題視。JAZAに対し、イルカの追い込み漁で捕獲したイルカを加盟水族館が入手しないように勧告した。JAZAは残留のため、捕獲したイルカの購入を禁止している。
両水族館は退会したため、今後は太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを購入することができる。
JAZAは「退会は残念。追い込み漁の方法は問題視されたが、ほかにも繁殖の方法はあり、検討会などで力を入れている」としている。
<産経新聞2017.4.2 15:43>


