県東部農林事務所は7日、農林産物に被害をもたらすシカやイノシシなどの捕獲を促進するため、情報通信技術(ICT)を活用した檻を、伊豆市湯ケ島の茅野地区に設置しました。茅野地区は鳥獣の生息数が多く、設置場所として選ばれた。
檻は金属製で、縦横が約5メートル、高さ約2メートルと大きなもので、入り口で動物の出入りをセンサーで感知し、データーの蓄積を行なう。設定以上の頭数が入ると、自動で出入り口が閉鎖するため、群れごとの捕獲が可能。捕獲した後は、自動で登録したアドレスにメールが配信され、捕獲をスムーズに行なうことができる。
おびきよせの餌入れや日常的な管理などは、同地区の住民有志の組織「はちくぼ会」が県と連携して担当し、殺処分は伊豆市有害鳥獣捕獲隊が行ったのち、同市の食肉加工センター「イズシカ問屋」に搬入する流れとなる。茅野地区での捕獲が成功すれば、場所を移して展開する予定だ。
同事務所によると、導入は県内初。地元の住民組織と連携し、新たな捕獲の仕組みづくりに取り組む。
同日は関係者約40人が集まり、設置作業とシステムの確認を行った。同事務所の岡あつし所長は「有用性を確かめることができれば被害対策の一つになる」と話した。
<@S[アットエス] by 静岡新聞 8月8日(月)7時55分配信>
関係者が設置した有害鳥獣捕獲用のおり=7日午前、伊豆市湯ケ島



