病気やケガ、高齢者の運動能力の回復を援助するリハビリテーション専門職。病院や老人保健施設などで欠かせない存在だ。ペットにもリハビリ診療を行う「ペットのリハビリ師」が注目を集めている。
記事によると、2013年7月に開業した「D&C Physical Therapy」(東京都杉並区)は犬猫専門のリハビリ病院。リハビリテーション科を併設した病院は増えているが、リハビリに特化した病院は日本初だったという。
リハビリテーション専門医院のため、レントゲン、血液検査、予防接種などの通常の診察はせず、かかりつけの動物病院と情報交換しながらサポート回復につなげていく。
犬猫専門リハビリ師・長坂佳世(43)さんはペットだけを預かって治療することはせず、必ず飼い主と一緒に行うそうだ。飼い主との会話の中から普段の様子や過ごし方が分かったり、家庭でのセルフケアには飼い主の協力が必要不可欠なためだ。
リハビリは毎日の積み重ねが大切なので、飼い主が無理なく続けられるようにマッサージなどのアドバイスをするという。
犬猫専門だが来院するのは犬が98%で、今まで200頭の治療を行った。椎間板ヘルニアの犬が多く、ほかにも椎間板破裂で外科手術を受けた後や、高齢犬が腰痛治療を終えた後の来院もあるそうだ。
長坂さんは2000年に獣医師国家試験合格後、獣医師として複数の動物病院で働くなかで、手術や治療を終えたあとのペットへのケアが不十分ではないかと感じ、ペットのリハビリを学ぶために渡米。鍼治療認定資格(CVA)やマッサージ療法認定資格(CVT)取得している。
命を扱う繊細な仕事。とはいえ気を使うのはペットよりもむしろ、飼い主に対してだという。「心配や困り事を抱えているのは、ペットではなく飼い主さんの方。そんな思いをほぐしていくことも重要なんです」
<9/25(月) 6:01配信 スポニチ>
ペットにもリハビリが必要と語る長坂佳世さん
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