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ブースターワクチネーションコンサルテーションの確立を目指すアンケート

投稿者:武井 昭紘

犬猫のワクチン接種に対する獣医師の考え方は様々であり、それぞれの動物病院によって対応(ワクチン製剤の種類、接種のタイミング、接種部位など)が異なると思う。しかし、「集団免疫」という概念であったり、飼育頭数の30~50%がワクチン接種をしているに留まるという統計学的な推定を考慮すると、ワクチン接種に関するガイドラインの確立(ある程度の統一の見解)は重要なことである。そのため、獣医業界ではガイドラインが作成され、理想的なワクチン接種のスケジュールが提示されている。

ただし、ここで言う「理想的」というのは、学問である小動物ワクチン学としての理想であり、臨床現場に完全に沿っているとは言えないのが現状である。そこで、ノッティンガム大学は獣医師を対象にワクチン接種についてのアンケートを実施して、獣医師が抱えるワクチネーションに関連した疑問を解消するツールを開発することを発表した。同大学は、このツールで、効率良くブースター効果を獲得することができるワクチン接種スケジュールを立てられるようにしたいとしている(ブースターワクチネーションコンサルテーション、booster vaccination consultation)。

上記のようなコンサルテーションのように、学問に基づいたガイドラインをペットオーナーの諸事情を含めた臨床現場の実情に合わせて改編していく活動は、ワクチンに限らず多くの分野で必要になってくるかも知れない。

現場に合わせられるガイドラインの作成が、集団免疫を改善する一助になるかも知れません。

現場に合わせられるガイドラインの作成が、集団免疫を改善する一助になるかも知れません。

 

参考ページ:

https://www.surveymonkey.co.uk/r/boostervaccinations


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