米テネシー州のノックスビル動物園は、獣医師ではない神経外科医がチンパンジーの腫瘍を摘出する手術に成功したと発表したことが分かった。
記事によると、手術を受けたのは34歳の雄のチンパンジー「ルー」。足を引きずる様子が見られたため検査し、脊髄に神経を圧迫する腫瘍が見つかった。医師や獣医師らがチームを結成し、9月19日、テネシー大医療センターのジェームズ・キレファー医師が同大で執刀したという。
摘出した腫瘍は良性で、小石ほどの大きさだった。ルーは順調に回復しているという。キレファー医師は「チンパンジーでこうした手術が行われた記録は文献にもないが、ルーに治療の選択肢を与えることができた」とコメントした。
米カリフォルニア大デービス校のジェネッサ・ジェルテマ准教授(動物園動物医学)の話「医学と獣医学の専門知識を融合させ、チンパンジーの生活の質と健康を向上させた意義のある取り組みだ」と話している。
専門家は、人間と動物の健康面の課題を分野横断的に解決する「ワンヘルス」の好例として評価している。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20251107-OYT1T50063/
<2025/11/07 読売新聞オンライン>
米テネシー大 チンパンジーの腫瘍を摘出する手術に成功(写真と記事は関係ありません)



