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ガパペンチンを投与された健康な猫の不安・鎮静状態・神経学的検査所見を評価した研究

投稿者:武井 昭紘

抗てんかん薬の一種であるガバペンチンは、その鎮静効果から全身麻酔を安定される前投与薬として、また抗不安効果から診察前に投与する薬として使用されている。そこで、疑問が浮かぶ。ガバペンチンの抗不安・鎮静効果は、診察中に実施される臨床検査に影響を与えないのだろうか。

 

冒頭のような背景の中、アメリカの大学らは①若齢の猫31匹と②高齢の猫12匹にガバペンチンを投与し、投与前後の不安、鎮静状態、神経学的検査所見を評価する研究を行った。なお、同研究では、神経科専門医が検査を進め、その所見を「別の」専門医が採点している。すると、以下に示す事項が明らかになったという。

◆ガパペンチンを投与された健康な猫の不安・鎮静状態・神経学的検査所見◆
・①②のそれぞれ50%で神経学的検査のスコアが上昇した
・その原因は主に姿勢反応と歩行能力の変化であった
・①では鎮静スコアが上昇した
・②では鎮静スコアが症状し、不安スコアが低下した

 

上記のことから、診察前に投与したガパペンチンは臨床検査の結果を変える力を有していると考えられる。よって、今後、このケース(診察前の投与)におけるガパペンチンの用量・用法について議論され、適切な薬剤使用が広く普及することを期待している。

本研究では、100mg/headでガパペンチンが投与されております。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39400394/


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