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脳損傷や低体温を伴うショック状態に落ちった子猫に起きた悲劇

投稿者:武井 昭紘

ショック状態に陥った子猫(4ヶ月齢)が、アメリカはマサチューセッツ州の動物病院を訪れた。病状は深刻で、呼吸困難、低体温、凝固障害、眼の外傷、脳損傷の疑いが認められた。そのため、直ちに蘇生処置と救急医療が適応された。ICUに入院して酸素を吸入することは勿論のこと、輸液剤、抗線溶薬、抗酸化剤、抗生剤(広域スペクトル)、鎮痛薬、点眼薬が使用された。結果、幸いなことに子猫は無事に回復した。入院から5日後のことだった。

 

何故このようなことが起こったのか。
理由は明白であった。
子猫は洗濯されてしまったのだ。
しかも、冷水で30分間。

 

何を言っているのか分からないという読者の方もおられるだろう。筆者がタイピングを間違ったと思う方も居るかも知れない。しかし、事実である。洗濯機の中に隠れていて、オーナーがそれに気が付かなかったのか、子猫が洗濯機に閉じ込められてそのままスイッチが押されてしまったのだ。

論文を発表した動物病院は、今回の事案を長時間洗濯機で洗われた後に凝固障害を呈するも生存した猫として、初めての症例だと述べる。だが、狭い所、暗い所を好む猫を飼育する世帯では、いつでも起こり得る事だと言える。よって、万が一を考えて、家電を使用する時は猫の存在をチェックして頂けると有難い。

救急外来に搬送されてから11ヶ月後の再診にて、子猫の神経系の機能は正常であったとのことです。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39649736/


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