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犬の移行上皮癌に関連しているマイクロRNAに関する研究

投稿者:武井 昭紘

多種多様なマイクロRNAはそれぞれ、特定の疾患と関連して生体内に多く出現する特徴を有しているおり、各疾患の診断や治療効果判定に利用できるマーカーとして有望視されているのだ。

冒頭のような背景の中、世界の大学らは、犬の移行上皮癌を診断する新しいバイオマーカーを開発する研究を行った。なお、同研究では、尿中に含まれるマイクロRMAに着目している。また、①健康な犬、②尿路感染症の犬、③移行上皮癌の犬の尿サンプルで発現レベルを比較している。すると、①②に比べて③でmiR-182、miR-221、miR-222というマイクロRNAが有意に過剰発現していることが判明したという。

上記のことから、マイクロRNAを用いて①②と③を鑑別できることが窺える。よって、今後、miR-182、miR-221、miR-222の診断精度を算出する研究が進み、犬の移行上皮癌の早期発見が実現することを期待している。

③で過剰発現しているマイクロRNAは、PIK3R1という癌遺伝子に関連したものだとのことです。

 

参考ページ:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39095540/


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