オヤツは、犬猫の肥満に関与している。そのため、オヤツを減らすことが肥満の治療、あるいは、体重管理の実現に必要とされているのだ。しかし、一部のオーナーは、その減らす行為に困難を感じる場合があり、治療や管理に消極的になってしまうのである。果たして、彼らが「難しさ」を感じるポイントとは何であろうか。それを明らかにすることは、寿命を縮めるとも言われる肥満からペットを救うキッカケになるかも知れない。
冒頭のような背景の中、オンタリオ獣医科大学は、北米で犬猫を飼育するオーナー1000名以上にオンラインアンケートを依頼し、オヤツを減らすことを躊躇するポイントを突き止める研究を行った。すると、確固たるポイントは特定できなかったものの、回答者の30%以上が「ペットのルーティンを変更すること」に障壁を感じていることが判明したという。また、既に肥満になっている犬猫のオーナーは、「オヤツを減らすことを難しい」と思う可能性が高いことも分かったとのことだ。
上記のことから、「ペットのルーティンを変更すること」に対する抵抗感、そして高いBCSが肥満の治療(体重管理)が上手くいかない要因になっていると考えられる。よって、今後、オーナーの心理的な負荷を軽減する方法について議論され、彼らにとってもペットたちにとってもストレスの少ない減量プログラムとカウンセリング方法が考案されることに期待している。

「ペットのルーティンを変更すること」を障壁と感じているヒトは、感じていないヒトに比べて約1.7倍、オヤツを減らすことが難しいと判断しやすいとのことです。
参考ページ:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38182044/


